備えあればうれし泣き新宿
“スポーツの秋”を楽しむために!
2013/10/01
あれれ、びちくんボールにぶつかっちゃったの?
厳しい残暑も和らぎ、涼しい日が増えてきました。
そろそろ身体を動かすのが楽しい季節、「スポーツの秋」ですね。
皆さんは、どんなスポーツを楽しんでいますか?
健康のためのスポーツですが、ちょっとした注意を怠ると大きなケガなどにつながりかねません。
新しいスポーツにチャレンジする人はもちろん、普段から趣味としてスポーツを続けている人も、現状を知って、どんな注意をすればいいのか、びちくんと一緒に再確認していきましょう。
(東京都内で)毎年5,000人前後の方が運動中のケガなどにより救急搬送されています
年別運動中の事故による救急搬送人員(東京消防庁HPより)
※東京消防庁管内において、平成19~23年の5年間で25,592人が救急搬送されている。
※「東京消防庁管内」とは、東京都のうち東久留米市、稲城市、島しょ地区を除く地域(東久留米市は平成22年4月1日~)。
月別運動中の事故による救急搬送人員(東京消防庁HPより)
やはり、身体を動かしたくなる初夏(5~6月)と秋(9~10月)に運動中の事故による救急搬送が増えていることがわかります。
※東京消防庁管内において、平成19~23年の5年間で25,592人が救急搬送されている。
※「東京消防庁管内」とは、東京都のうち東久留米市、稲城市、島しょ地区を除く地域(東久留米市は平成22年4月1日~)。
どんな受傷形態が多いかというと……
受傷形態別の救急搬送人員と割合(東京消防庁HPより)
「ぶつかる」が47.0%、「ころぶ」が41.5%、続いて「落ちる」「ひねる」「高温環境」となっており、上位の2つが大半を占めています。
種目別では、
「サッカー・フットサル(6,209人)」「野球・ソフトボール(4,468人)」「バスケットボール(2,140人)」「テニス・バドミントン(1,656人)」……です。
入院しなければならないような中等症以上の割合が多いスポーツは、
「スケートボート・ローラースケート(43.4%)」「自転車・競輪(35.7%)」「剣道(34.7%)」……です。
具体的には、
「中学生が学校内でサッカーをしている時、他の選手ともつれて転倒し、骨折」
「小学生が野球のボールを追いかけてジャングルジムに衝突し、あご先を挫創」
「60代の女性が運動会の玉転がしに参加した際、他の人とぶつかり転倒し、打撲」
「60代男性が、テニスをした後、足をつりそうになり、マッサージしたが治らず救急搬送。熱中症の疑い」
などです。
このような事故が起こらないために、スポーツをする際は、以下のことに十分に注意をしましょう。
【運動中の事故防止のポイント】
◎しっかりと、「ウォーミングアップやストレッチをしましょう」
◎忘れずに、「休憩や水分をとりましょう」
疲れている時や体調の悪い時は、無理をしない。
◎できるだけ、「周囲の安全管理に気を配りましょう」
移動できる障害物は事前に退ける、動かせないものには緩衝材を取り付ける、グランド整備を怠らない、など事前に配慮する。
◎特に、「バット、ボール、ラケットなどの使用には十分注意しましょう」
使用者本人が気をつけるのはもちろん、プレーしている人に近寄らないことも重要です。
◎常に、「指導者や保護者が注意喚起をしましょう」
イザという時に備えて、応急処置の方法を学んだり、AED(自動体外式除細動器)を準備したりする。
救急車を呼ぶかどうか迷ったら……
救急車を呼ぶべきかどうか迷ったら「#7119」へ!東京消防庁救急相談センター(24時間・年中無休)が、適切な対応を教えてくれます。
vol.9 #7119 救急相談センター も、ぜひ参考にしてください。
よ~し!ケガをしないように、スポーツの秋を満喫するぞ~
あらま、びちくんは、「スポーツの秋」より「食欲の秋」ね!